IPoE + IPv4 over IPv6環境に移行した

昨年中頃から、平日日中のネットの速度が遅くなった感がある。テレワークで仕事をしているが、リモートデスクトップの接続がかなり重い。具体的に言うと、ウィンドウを移動するときにマウスで掴んで移動しても応答が5秒後に返ってくるとか、操作中に接続断が頻発するとか、仕事にならずストレス溜まりまくり。

早朝や夜間時間帯は問題ないので、昨今の事情でネットのトラフィックの混雑が影響していそう。試しに携帯のテザリング経由で仕事PCを接続してみると気持ちよく動く。

遅いときにネットの速度を計測してみたら、何と下りで1Mbpsも出ていない。昔のADSL時代に逆戻りしたよう。そういえば、ADSLの前はISDNだった。昔はフロッピー1枚のデータを落とすのに15分くらいかかったなぁ。OSの更新ディスケット一式を落とすのに何時間かかったことか・・・・。ダウンロード時だけISDNを2B接続にしたりして。その前はアナログモデム。288から56Kモデムに買い換えたのに48kでしか繋がらなくて悔しい思いをしたなぁ。

閑話休題

このままでと仕事にならないので年末年始の休み期間を使ってネット環境の改善を行いました。いままでのプロバイダはIPv4/IPv6ともPPPoEとなっているので、少なくともIPoE接続に変更します。また、IPv4は固定IPアドレスを借りてサーバを運用しているのでIPoE環境でも固定IPを使いたい。回線は都合によりNTTフレッツ光に縛られます。

ということで、当方の要求仕様をまとめると次のようになります。

  • 足回りはNTTのフレッツ光
  • IPv6は、IPoE接続
  • IPv4は、IPv4 over IPv6 かつ固定IPアドレスを使えること

この条件で個人で使えるISPサービスって少ないんですよね。法人向けならばそこそこあるんですがねぇ。

今回乗り換え先として選択したのはインターリンクの「フレッツ接続 ZOOT NATIVE 固定IPサービス」です。transixにIPIP接続になります。ルータに設定を流し込んで、サクッと接続できました。肝心の速度も問題無いですね。平日日中でもIPv6/IPv4とも下り250Mbps以上で接続できています。リモートデスクトップも全く問題無しです。

プロバイダを変更したのと、固定IPのアドレスが変更になったとで、サーバ系の設定変更が面倒でしたね。特にOP25B対応。今までのISPは自回線であればPort25でメールが送れていたのですが、ISP変更のためSMTP認証して一旦ISP側サーバにリレーしてもらうようにしなければなりません。あとはDNSまわり等など。

こんなに変わるなら、さっさと乗り換えれば良かった・・・。