当方ではTVの受信環境として、フレッツテレビを導入しています。ファイバさえ入っていれば、アンテナは不要ですし、IP帯域を占有しませんし、専用STBも使わなくともTVが見れますからね。
今まではV-ONUがある部屋だけで見ていました。仕事部屋を整備して、この部屋でもTVをつなげようと思い、共聴工事を行いました。まあ、難しいことはなく、分配器の接続替えで終了・・の予定でした。ところが、実際の配線を確認すると、F接栓がいいかげんな加工をされていましたので再加工、ついでに分配器も4K8K対応版に交換しました。ケーブルはS-5C-FBでしたのでそのまま流用です。Sでない場合は、配線の敷直しも考えていました。

タイラップが2個ついているのが、V-ONUがある2階からのケーブル。これを分配器のIN端子へ接続します。空いたOUT端子にはダミー抵抗をつけておきます。
ここで、別の部屋のTVの受信状況を確認すると、なぜかCS-14/16/18近辺の受信強度がノッチフィルタを入れたように低下していて、ここに割り当てられるチャンネルがまともに映りませんでした。いろいろと調べてみて、以下の障害と判明しました。
- コードレス電話機による1.9GHz帯への電波干渉
- 壁面TV端子が芯線剥き出しの非シールド構造のため、ここから飛び込み
当方では、全部屋の壁面TV端子をシールドタイプF端子接続型に交換して、解決しました。もちろん3.2GHz対応版です。

上は、交換した端子。同軸ケーブルがちょっと窮屈なんですよね。下は交換後の受信状況。すべてOKです。現在、4KをテストしているBS-17はフレッツでは伝送されてこないんですよね、残念ながら。

ちなみに上の受信状況は、
- V-ONU -> 2分配 -> (壁面端子) -> 4分配 -> (壁面端子) -> 2分配 -> 分波器 -> TV
という経路をたどっていますが、ブースターなど使わずに良好な結果です。
今後、BS左旋で4K放送が伝送されるようになるのですが、やはりあるチャンネルが映らないなどというトラブルが出そうですね。WiFiや電子レンジが使う2.4GHz帯がおもいっきり被っていますから・・。4Kを楽しもうという方は、自宅の配線状態をチェックしておいた方が良いでしょうね。