右手首を骨折した(その5)

ギプスを外してお風呂に入っても良い、となった週からリハビリを始めました。

5週間ギプスをしていて、病院で初めて外したあと、しばらくして腕全体が痺れるような感覚になりました。正座後に足が痺れるような感覚ですね。手の形状も変わってしまいました。腕から筋肉が落ち、小指丘が殆ど消失して掌が一回り小さくなった感じでした。この手を見たときの印象は「どこの爺さんの手だよ・・・」です。

「まずは、お風呂で温めながら手首を前後に曲げるように練習してください」ということですが、なかなか動きが悪いです。最初は殆ど動かなかったですね。それでも続けていくと、最初の2週間くらいは日々改善していくのが判るようになります。「昨日よりも、今日の方が良く動く」ってな感じで。

朝と晩に温水中で手首のストレッチを行い、他に腕のストレッチも行います。ただ、初めの頃は何をするのも痛かったですね、腕全体が。「動かさないと良くならない」と医者は言うんですけどねぇ。この時期は筋肉痛様な痛みと、筋が引っ張られる系の痛みとがあちこちで起きます。今まで動かしてこなかったものを動かせば、そうなりますね。

私の場合、関節炎がずっと長引き、手首機能の回復に時間が掛かりました。具体的にはギプスを外して1ヶ月以上経つものの、関節部分がずっと腫れた状態で疼痛があり、ストレッチしても可動域が回復しない状態でした。さらに関節部の骨密度が低下するという現象になりました。関節リウマチのような症状です。

ただ、血液検査を行った結果では、リウマチ反応はなく関節リウマチとはいえない、との結果でした。炎症を抑えるためステロイド系の薬を処方してもらい、痛みと炎症を抑えることにして様子を観察することになりました。

(続く)