ThinkPad T60 メモリ交換 (フリーズの原因解決か?)

メインのT60で、強度に使用したときの不定期に起こるフリーズに悩まされてきました。ドライバの不具合か、Fanの実装ミスのせいかと思っていましたが、どうもメモリによるものではないかという疑念が生じました。

ということでメモリを交換してみました。交換前はMicron製チップ搭載の2G+2G構成、今回はHynix製2G+2G構成です。これで以前は必ずフリーズしていた条件(Fedora14にて、NFS越しのvideoをXINEで再生しながらVMware上のwindows XPでセキュリティスキャンを行なう。3GB使う上にSWAP発生させる)を試してみましたが、問題なく動作しました。

やはりメモリが今までのフリーズの原因になっていたようです。いままでシステム復旧に費やした時間を返してほしいです、水牛様。

そういえば、前はXINEで白い横線ノイズが発生していましたが、出なくなりました。Video用に割り当てたメモリエリアでエラーがあったということでしょうね。

ところで、T60にはどのくらいのメモリ実装が可能か?というのが何時も話題にでていますね。これについては、

  • 実装は4G(2G+2G)まで可能。
  • 但し、利用できるのは3Gまで。

となります。

理由はT60で搭載の945チップセットの制限です。このチップセットはメモリアドレスが32bitまでですので制御出来るメモリ空間は最大4Gに制限されます。この空間内にPCI/PCIexpressデバイスのIOやメモリを最上位側に配置するため、OS側からは下位3Gが利用可能として見える事になります。これはハードウェア上の制限ですので64bit/32bitOSのどちらも同様になります。興味ある方は945PM/GMのデータシートを参照されると面白いでしょう。

また、初期のT60/T60pにおいてカタログ上のメモリ最大容量が2GBとなっているものがありますが、これも後期型と同じく4GBまで搭載できます。なんで2GBと記載があるかは、lenovoサイトにもかかれていますが「製品発表時に1GBモジュールが最大だったから」、ということのようです。