Fedora16をT60へ入れてみた

F16がリリースされました。 F15を入れたばかりと思っていましたが、もう半年経ったのですね。

てなわけで、さっそく人柱機を使って入れます。DVDディスクを使う方法、preupgradeコマンドを使う方法、yumコマンドを使う方法で試してみます。F15が導入されているT60にそれぞれの方法でアップグレードしてみました。

結果は、予想外にDVDディスクを使う方法がNGでしたね。Upgrade自体は問題なく終了しますが、再起動後に最新パッケージへ更新しようとするとエラーになり更新できません。依存性が絡むエラーなので手作業の修正は手間がかかって面倒です。アップグレードされる方にはお勧めできません。

その他の方法は手順さえ間違えなければ問題なしです。preupgradeコマンドが一番楽ですね。yumを使った場合は、最後にgrab2のディスクへの書き込みを手動で行なう必要があります。

VMware Workstation8.0は、そのままだとkernel3.1.0では動かないんですよねぇ。非公式パッチが出ていますのでそれを当てれば動きます。

 

追記

yumを使った場合、こんなエラーが出てEXITしてしまうことがあります。

エラー: パッケージ: libnih-1.0.2-4.fc15.x86_64 (@fedora/15)
要求: libc.so.6(GLIBC_PRIVATE)(64bit)
削除: glibc-2.14-5.x86_64 (@updates/15)
libc.so.6(GLIBC_PRIVATE)(64bit)
次のものにより更新された: : glibc-2.14.90-14.x86_64 (fedora)
見つかりません
問題を回避するために –skip-broken を用いることができません
** Found 1 pre-existing rpmdb problem(s), ‘yum check’ output follows:

この場合、大抵は問題になっているパッケージを削除してから再試行すればよいです。