サーバにRAIDを組んでNAS機能をもたせる運用だったり、NASにサーバ系ソフトを入れてサーバーみたいに運用するだったり、其々のネットワークでの運用があるかと思います。今回はNAS機だがサーバみたいな運用をする機器の導入を行いました。ちなみにサーバにOpenZFSのRAIDを組んでNASみたいに使っている機器は既にあったりしますが・・・
現在うちで使用しているNASは、Synology DS918+を6TB x 4構成で2019年頭から使用しています。そろそろ5.5万時間を越えたHDDも交換したいし、NAS本体も新DSM対象外となってしまったので、交換しようかなと検討していました。
順当に考えれば次はSynology DS925+が候補なのですが、SynologyではDSプラスシリーズ(他)に対する互換性ポリシーが厳しくなり、自社ブランドのHDDおよびSSDしかサポートしないとのこと。最近DSM 7.3 以降で社外HDDに関しては若干緩くなりプールの作成などが出来るようになりましたが、互換リストには社外HDDの記載はなく、社外SSDについては未だに全く使えないという状態。今更Synology製のHDD/SSDに全て交換するのも出来ないので他社NASを検討していました。
新しいNASとして、以下ができることを条件としました。
・HDD/SSDに主要メーカ品が使えること (WD Red Proを使う予定)
・LinuxからのNFS接続に対応(自宅内はLinuxがメイン)
・仮想マシンを構成でき、Win11を稼働させられる
・10GbE搭載もしくは拡張可能であること(最低でも2.5G対応)
・DTCP-IP録画、再生機能(ネットワーク録再に使う)
・Webカメラで監視システムを構築できる
結果、QNAP TVS-h474を導入しました。QNAP TS-473A や、TS-464も候補としました。が、473AはCPUが古くVMでWin11稼働させるという条件が難く、464は拡張性が低いため外れました。TVS-h474においては、CPUがソケットを使って搭載されるので換装が出来る、汎用のPCIeロープロファイル拡張カードを2枚挿せる、と言う点が良かったです。ただ、お値段がかなり高くなるところが難点ですね。海外から並行輸入することも考えましたが、関税を払うと国内購入価格と大差がなくなるので素直に国内代理店から購入しました。
購入後、早速改造。ヒートシンク外すと保証対象外になるが、まあいいか・・・
HDD以外は結構自宅の余り物を流用できたので追加コストは低かったかなと。
・HDDはWD Red Pro WD8005FFBX (8TB) を4台(新規調達)
・SSDにWD Black SN850X 1TBを2台 (余り物流用)
・メモリは32GB SO-DIMM を2枚で64GB(128GB搭載WSより強奪)
・CPUをi3-12100へ換装(新規調達)
・PCIe拡張ポートにIntel X550 10G EtherアダプタとNVIDIA T400 4GBグラフィックカードを実装(余り物流用)
次にソフト関係
・NASのOS はもちろんTuQS hero 6 (今はRC版)
・sMedio DTCP Moveを購入。(数日後にアプリ一覧から外されていた。あぶなかった)
・VMとしてWindows11 及びFedora Server 43を導入、GPUはVMのWin11へ割り当て
(Win11はどうしてもLinuxでは処理できない件を担当。Fedora ServerはSlave DNS運用)
・後は各種サービス向けのアプリを追加で導入、設定
(監視システム、バックアップ、ウィルススキャン、マルチメディア、ユーティリティ)
使ってみた感想
・Helpや取説が難しい。QNAPサイトのknowledgeも探して参照する必要がある。
多分初心者の単独での導入は無理。S社のNASほど簡単じゃない。
・当方の事情でUID=500のユーザが必要だったが、SSHで操作できたので問題なかった。
・共有フォルダやNFSも問題なく他PCから使用可能
(NASとして、あたりまえか・・)
・システムとアプリの連系がとれていない、説明どおりの挙動ではない点がみられた
(操作していくと最後にエラーとか、必要なDIRが作成されないとか。ベータ版だからか?)
・CPU換装はかなり効く。i7も行けそうだが、電力及び排熱系できびしいかも。
i3-12100なのだが、最大5500MHzと表示されているのが変。VM Win11のタスクマネージャを見ると3.3GHzになっている。
(上位機種で使われている12世代i3/i5が無難かな。13/14世代も動くとの情報があるが、賭けになる)
・換装CPUとGPUのおかげでVM上のWin11はそこそこ使える。VM上で、FF15ベンチ(標準、FHD、ウィンドウ設定)が「重い」判定ながら完走したのはすごい。GPUパススルーが効いてるんでしょうね。ただVMの仮想HWが440FXって古すぎない?UEFI使えるけどSecureBoot非対応って・・・。ここは改善してほしいなぁ。
・監視アプリ、QVR Surveillance は、ClientソフトがLinuxで使えないのが難点。当方のメイン環境がLinuxのため、いまは導入保留中。現行NASにて運用。開発中のWebClientに期待。
とりあえず、監視システム系を除いて、現行NASから新規NASへデータを移し替えて運用しています。
QVR Surveillance / QVR Clientの使い勝手が現行NAS同等になったら、すべて新規NASへ移行して現行NASは廃止、初期化後にオクで売却かな、、、

























