右手首を骨折した(その2)

病院に到着して、受付で電話で連絡した者だと伝えると、すぐに救急外来に呼ばれました。

当直の先生は手をみると「あ~、折れてるっぽいね。とりあえず、レントゲンを撮りますか」とのこと。レントゲンを撮ってみると、やはり骨折していました。

「骨折していました。では、これから整復していきますね」といい、ベッドに仰向けに寝るように言われました。

「これから手首を引っ張って元の位置に戻します。痛いときは言いますので大声出してくださいね」

助手の方が脇の下に丈夫な布をロープ状にして回して固定し、先生が掌を両手で思いっきり引っ張ります。「痛くなりますよー、声出してー」と、さらに捻りも加えてこれでもかと引っ張られました。ギャーとかグワーとか、何かしらの叫び声を上げたような気がしますが、声を出していると痛みが和らいだような気がします。「はい。戻りましたー。」と言われたときには痛みはほとんど無くなっていました。

女性の方はお産が一番の痛みだと聞きますが、男の自分には今回のが一番痛かったですね。以前にラジコンで怪我して5針縫うなんてことがありましたが、今回の痛みと比べると爪を切るくらいのレベルです。

手首から肘までを、前後をシーネで挟んで包帯でグルグル巻で固定されて応急手当てが終了しました。「明日、診察してくださいね。手術するかどうか、先生とお話しましょう」ということで、帰宅となりました。

(続く)