右手首を骨折した(その3)

翌月曜日の診察にて。「右手首の骨折、右橈骨遠位端骨折ですね。 手首の親指側の太い方を橈骨といって、体から遠い方なので遠位端といいます。掌をついて大きな力が掛かったときに折れることがあります。」との説明でした。

「今日、入院手続きを行って水曜日に手術、土曜日には退院となりますが、どうしますか?」と言われましたが、仕事の都合で今週を休むわけにはいきませんでした。「では、今週一週間は様子をみて、来週転位しているようなら手術しましょう」という結果になりました。

この怪我の場合、手術をした場合(観血的治療)は、1週間入院→固定(傷保護のため)1週間→以降は固定を外してリハビリになるとのこと。手術をしない場合(保存的治療)は、固定に5週間→以降リハビリになります。

幸い、翌週の検査でも転位が無かったのでこのまま非観血(保存的)治療にていくことにしました。2週目までは肘まで固定するシーネでしたが、3週目以降は手首まわりだけのギプス固定となりました。

このまま大人しくしていれば良かったのですが、ギプスが小さくなって行動しやすくなったのを良い事にPCカバンを持って会社に出社したのが災いでした。バスが揺れたときについ骨折側でカバンを支えてしまったんですよね。ビキッといった痛みが走って手全体が痺れた感覚がありましたが、その後痛みもすぐに引いたので問題が無いと思っていました。

「手、痛くないですか?」 次の検査日にレントゲンを見ながら先生が言いました。指も動くし痛みや痺れもありませんが・・と答えると、「骨、動いちゃったなぁ。痛みは無いのか・・・」とのこと。「折ったときほどまで転位していないが、動作に制限が出ますよ」と。

5週目。ギプスが内側半分だけになりました。「お風呂に入ってもいいですが、普段はギプス着けといてくださいね。お風呂では、手首をストレッチしてください。」との指示がありました。ギプスが完全に外れたのは6週目。慣れなんですね、本当に無くても大丈夫?動かしても良いの?と思ってしまいます。

結局、転位した状態でくっつけてしまいました。反対の手と比べると、微妙に外側に反ったように変形しています。関節の角度が変わったため、手を内側に曲げるのは50%、外側はほぼ100%程度の見込みです。

(続く)